ボディをより綺麗な状態にしてボディコーティングの性能をフルに発揮し、最高の美しさに仕上げるためには、確実な下地調整(磨き作業)が必要となります。
何かと確実な下地調整(磨き作業)を行う、という事を考えた時に「技術力」に目が行きがちになり、技術がしっかりしておけば大丈夫だ、と考えがちになります。 勿論間違いではありません。 ただ、技術力だけで車は綺麗に磨けるのでしょうか? それはNOです。
では確実な下地調整を行うために一番大切な事は何でしょうか? 実は出来映えの大きなウエイトを占めるのは施工を行う人間の方でなく、環境や機材の方なのです。 ちゃんとした環境でちゃんとした機材を使用すれば、後はすごい技術までは必要ありません。 ちゃんと施工できる技術の基本さえしっかりしていて、環境・機材が整っていれば、常に安全確実な作業を行う事が可能です。
コーティング施工専用ブースを設置して常に最高の条件で作業しています
最高の施工環境を整えるのにあたって大切な何点かのポイントがあり、当店ではコーティング作業専用ブースを設置し、設備を整える事で環境を確保して安全確実な作業をお約束致します。
風や埃、直射日光から遮断できる環境を作り、効率と安全を確保する
外の風や砂埃等の影響を受けるとキズの原因になったりしますので遮断できる環境が必須です。 また、洗車も室内で行えるようにする事で、炎天下での洗車を避ける事が出来、作業の効率性や安全性を確保する事が出来ます。
磨くための照明を整え効率を上げると共に、磨き痕を確実に残さない作業を行い、更にクォリティの高い作業を目指します
外光を遮断した環境で施工用照明を当てる事で洗車キズ等を確実に確認出来、キッチリと処理する事が出来ます。
また、磨き痕を残さないために磨きキズが確認できる作業用照明の整っている環境で最終仕上げまでを行う事が必須です。
また、ブース内の白い壁はコーティングのムラを見やすくでき、よりクオリティの高い仕上がりの実現に欠かせません。
ブース内には多くの専用照明を設置し、品質の高い作業を行います。
約3m程の高さのブースの天井からは、
32wツイン蛍光管照明 × 18本
150wセラミック メタルハライドランプ × 6機
100wクラス LEDスポットライト×2機
を設置し、どんな車両でも死角のない作業を実現しています。
ブース壁面には、
110w-240cm 蛍光灯 × 8本
を片側4本ずつ設置し、車長の長い車両でも死角なくカバーできます。
80wクラス LEDスポットライト×18機
を施工車両の周囲を囲むように設置しており、洗車・磨き・コーティング等各作業に合わせて点灯します。
さらに、150w~500wのセラミックメタルハライド・ハロゲンを状況に合わせて補助照明として使用しています。
厳選された機材・液剤と高度な下地処理技術
長年の経験と蓄積したデータに基づき厳選した機材と液剤のみを使用して下地調整(磨き作業)を行っています。
様々なアクション(動き)の研磨機械を導入していかなる状況にも対応する
3種類のアクション(シングルアクション・ギアアクション・Wアクション)の機材を適材適所で使い分け、色々な塗装色や状況、研磨作業すべてに対応しています。
Single Action:FLEX L3403 VRG (Made in Germany)
Single Action:makita 9237C (Made in Japan)
Large Orbit W Action:RUPES LHR12E Duetto (Made in Italy)
Large Orbit W Action:RUPES LHR15 MarkII (Made in Italy)
W Action:makita BO5041K (Made in USA)
その他、3種類のエアーポリッシャ(Single Action・ W Action)を使用しています。
長年の経験から厳選したケミカル類・研磨剤(コンパウンド)を使用
塗装面を傷めることなく対象物を除去可能な特殊ケミカルや、塗装面を深く削り過ぎない研磨剤等、全ての仕様液剤についても厳選に厳選を重ねて選び抜いた物だけを使用しています。 それがまた、効率的に、かつ安全確実に作業を行う事に大きなアドバンテージを与えています。
細部の仕上げにもこだわり、トータル的に美しい車を創り出す
いくらボディ面だけが艶やかな綺麗な状態でも、エンブレムの縁やステップ、モールの隙間等の各パネルの隙間などの細かな部分が汚れているとトータル的な美しさを創り出す事は出来ません。 通常ではなかなか落とせないような汚れでも、適材適所に合ったお車に優しい特殊ケミカルを使用し、細部の仕上げにも徹底的にこだわっています。
ただ磨けば良いという訳ではない下地処理技術
一般的な磨き方は、塗装面上の劣化部分やキズ等を研磨剤と機械を使用して磨いて行きます。 磨き作業方自体はどのような方が磨いても一見は同じように見えます。 ただ、見た目には同じでも、「磨きに対する概念・理念」が違ってくると全く別物になります。
磨けば良い、綺麗になれば良いという磨きであれば「粗磨き→仕上磨き」の工程の幅、数を増やし、時間をかければ大抵は綺麗になるでしょう。 しかし、塗装の膜厚には限りがあり、同じ事を何度も繰り返す事は不可能です。
そこで必要となってくるのが、「磨き過ぎないで綺麗に見せる、ではなく、綺麗にする」という概念です。 そんなに磨かなければ少し綺麗になって、塗装膜厚も十分残りますので良いように見えます。 ただ、その仕上げをした場合、やはりキッチリと仕上げられた車と見比べると光沢や艶感はどうしても劣って見えてっしまいますので、見せかけだけではなく、ちゃんと綺麗に仕上げ、かつ安全マージン(塗装膜厚)をしっかり取れる磨きをする必要があります。
当店では作業環境や作業機材を整え、全てのバランスの上で成り立つ高度な下地処理技術を実践して作業を行っています。