チョーキングも経年劣化の原因と全く同じで塗装の耐候性に準じます。 ソリッドの塗装は全般的に、長時間手入れなしの状態だとチョーキングを割とすぐ起こしがちで、上にクリアー塗装をされてある塗装よりも弱いイメージがあります。 左の赤い車は、元々は鮮やかな赤だったのが、徐々に色褪せて行き、やがてチョーキングを起こして朱色に変色してしまった写真です。
劣化の原因として考えられるのは、太陽からの紫外線や熱、雨や風、また酸性雨や潮風、エンジンの熱等で、状態が違うだけで要因は塗装劣化と全く同じです。 塗装劣化とチョーキングは状態が違うために分けてはいますが、チョーキングも塗装の劣化です。 ソリッドの塗装劣化が進行した際にチョーキングになりやすく、クリア塗装がされている場合はチョーキングする前にクリア剥離が見られる場合が多いです。
こちらも、どんなに普通にお車を使用していても徐々に塗装は劣化してきますので、よく洗車するから劣化しにくい、良いコーティングを施工しているから劣化しにくい、という漠然としたメンテナンスでは、何もしていないのとそんなに大差ない状況になる事もあります。 より効果的なメンテナンスを的確に行うことが、塗装劣化に対抗する秘訣だと思います。
ボディ塗装面のチョーキングに対する対策と修復
修復の方法として、表面が粉を噴き、もろくなるチョーキングでは、軽い劣化程度であれば割とすぐに艶を戻せることも多いです。
ただ、これも劣化を進行させてしまうと塗装剥離まで進む事もあり、再塗装が必要となる場合もあります。
また、劣化した部分が深い、広範囲に及んでいるとそれなりに深く広く磨く必要も出てきますので、DIYで作業を行うには難しい作業になってしまいます。 また、除去作業を行って表面上は艶が出て元通りになっているように見えても、劣化が始まった塗装は、またすぐに劣化進行してくる場合もあります。
未然に防ぐのはなかなか難しいものではあり、完璧な防御方法はない、とも言えますが、劣化が進行してしまい手に負えなくなる前に日ごろのメンテナンスをしっかり行うのが一番の秘訣じゃないかと思います。
効果的な修復方法と防止対策
左の赤い車の写真は、上記のチョーキングを起こし変色した塗装を磨いて修復した写真です。
例えチョーキングを起こしても、傷んでしまった部分をしっかりと磨き上げてあげれば元々の光沢を見事に甦らせることが可能です。 ただ、専用機材や作業環境が必要なためDIYでは難しく、専門店での作業が必要となります。
ボディをチョーキングを起こす前の状態に戻した後、一番効果的な防止対策としては、やはりコーティングで塗装を守る保護膜を作りアフターケアをしてあげる事が何よりの防止策となります。
また、保護膜も油系の成分で光沢を出すタイプのコーティングよりも、無機質のガラスコーティングで保護する方が耐久性も長く、常に油を塗布するような状態にもならないため、塗装にも優しい保護被膜を作る事が出来ます。
DIY作業が難しい塗装面のチョーキングには、一番リーズナブルな方法として当店の「ボディリフレッシュエステ」をお受け頂ければ磨き作業での艶出し・テフロンコーティングも含まれており大変お得です。
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